赤ちゃんも飲める脱水対策の飲み物3つ

健康

赤ちゃんも飲める脱水対策の飲み物【OS-1・ポカリ(ビーンスターク)・アクアライトを薬剤師が徹底比較】

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赤ちゃんから飲める脱水対策の飲み物って色々あって悩んでしまう。どう違うんだろう?うちの子は飲めるのかな?

そんな疑問にお答えします。

こんにちは薬剤師のまっちです。今回は赤ちゃんも飲めるOS-1、ポカリスエット(ビーンスターク)、アクアライトについて味や成分を比較、解説します。

この記事はこんな方におすすめ

・子供の脱水や熱中症対策の飲み物についてどう違うのか知りたい
・子供が風邪をひいたときの飲み物についてどう違うのか知りたい

風邪を引いてるときや夏の暑い時期は脱水に注意!

まず基本的に脱水とはどういうものか解説します。子どもの脱水について知識のある方は読み進めてください。

脱水は体内の水分やミネラルが不足している場合に起こります。特に子供は大人よりも脱水しやすいです。理由としては体温調節機能が未発達であることなどから体の水分が失われやすいこと、エネルギー代謝が活発なためにたくさんの水分を必要とすることなどがあげられます。

電解質とは?

電解質は体の水分バランスの維持や、神経や筋肉の機能の調整をしていて生命に必要不可欠なものです。ナトリウム、カリウム、塩化物、重炭酸などです。

子供の脱水の原因となることが多いものを3つあげます。

子供の脱水の原因

  • 嘔吐や下痢による脱水
  • 発熱を伴う風邪を引いたときの脱水
  • 気温が高い環境での脱水

まず脱水の原因として多いのが嘔吐や下痢です。胃腸炎などで嘔吐しているときは飲み物を飲めないが下痢などで体の水分が失われてしまうので脱水になりやすいです。

つぎに、風邪を引いているときは原因となるウイルスを倒すために体温が上がります。そして熱が上がりきると体を冷やすために大量の汗をかきます。発熱を伴う風邪を引いたときは普段よりも水分が不足しやすくなるため脱水になりやすいです。

3つの目の原因として夏など気温が高い環境だと大量の汗をかき水分と塩分を失い脱水になりやすいです。

また、脱水時の症状を把握しておくことでお子さんの異変にも気づくことができます。

脱水時の症状

  • のどの渇き
  • 活動性の低下(ぐったりしている、元気がない)
  • 唇や口の中の乾燥
  • 尿量の減少

重度の脱水は生命を脅かすこともあります。脱水の治療は水分と電解質を口から与え、重篤な場合には静脈内投与します。

子供にどれが美味しいか選んでもらった

今回比較する3種類の飲み物(OS-1、ビーンスタークのポカリスエット、アクアライト)について、私の二人の子供に実際に飲んでもらいどれが美味しいか子供の素直な意見を聞いてみました。

まずは次女(1歳7か月)へ飲み比べのお願いをしました。

突然並んだ3つの飲み物に、満面の笑みを見せてくれました。

さっそく飲み比べていただき、「どれが一番美味しかった?」と尋ねたところ…

先ほどとはうって変わって、笑みひとつない真剣な表情で迷わずにビーンスタークのポカリスエットを指さしました。少しずつ言葉を理解するようになってきた1歳7か月の子の意見ですが、その後もポカリをごくごく飲んでいたので気に入ったのは間違いないようです。

次に長女(4歳)に飲み比べのお願いをしました。

次女の飲み比べを見ていたようで、説明は必要なく「飲んで選べばいいのね」とため息交じりに協力してくれました。

飲み比べていただき、「どれが一番美味しかった?」と尋ねたところ…

長女もビーンスタークのポカリスエットが一番美味しかったようです。

2人とも同じ飲み物を選びましたが、今回の結果については納得がいきました。その理由を説明していきます。

OS-1・ポカリ(ビーンスターク)・アクアライトの成分を比較してみた

3つの商品の成分を比較することでなぜ子供がポカリを美味しいと選んだのかが分かります。

 

  食塩相当量  糖質 服用できる月齢
OS-1  1.46g 12.5g 乳児(母乳やミルクが飲めること)
ポカリ(ビーンスターク) 0.6g 21.0g 生後3か月頃から
アクアライト(りんご味) 1.0g 27.5g 生後3か月頃から

500mlあたりの栄養成分表示

脱水対策になる経口補水液やスポーツドリンクなどの飲み物には塩分糖分が含まれています。


子供が美味しいと選んだポカリは塩分が500mlあたり0.6gに対しOS-1だと1.46gと倍以上含まれています。塩分が多く含まれている飲み物は小さな子供にとっては飲みにくく感じてしまうことが分かりました。

また糖質に関しても計算しました。糖質の量がOS-1は12.5gに対し、ポカリは21g、アクアライトは27.5gです。

糖質の量も飲みやすさに影響するため、小さな子供にとっては塩分が多く糖分の少ないOS-1は飲みにくいのではないかと思われます。糖質に関してはこちらのページを参考に炭水化物からおよその量を計算しています⇒参考:飲み物に含まれる糖質

ただし脱水状態時にOS-1を飲むと味覚の感じ方が変わります。脱水状態時には循環血液量が減少しているため、体はナトリウム(塩分)を「おいしい」と認識するようになり、相対的に糖分を強く感じます。

したがって、脱水状態でOS-1を摂取すると「甘み」を感じ、反対にそうでない状態で飲むと「塩気」を感じるということになります。

今回、私の子供が飲み比べをしたのときは脱水状態ではなかったためOS-1が飲みにくく感じ、塩分が少なく糖分の多いポカリ(ビーンスターク)を飲みやすいと感じたようです。そのため脱水時では反対の意見になる可能性もあります。

飲み比べや成分の比較で分かったことは、状況によって飲み物を使い分けることがより適切な脱水対策につながるということです。冒頭でも説明しましたが子供の脱水の原因は以下の3つが多いです。

  • 嘔吐や下痢による脱水
  • 発熱を伴う風邪を引いたときの脱水
  • 気温が高い環境での脱水

まず、夏など気温の高い環境での脱水予防として使う場合は、子供が飲みやすいと感じるポカリ(ビーンスターク)がおすすめです。りんご味が好きなお子さんはアクアライトも良いと思います。

子供は味に敏感で一度嫌だと感じた飲み物はなかなか飲んでくれません。少なくとも私の子供は「脱水対策の為に我慢してOS-1を飲もう」とはならないです。そのため、まだ脱水状態ではない予防として飲む場合は子供の飲みやすさを優先しましょう。

次に嘔吐や下痢、発熱時などになかなか水分をとれず脱水気味の時はOS-1がおすすめです。

「OS-1は飲む点滴」ともいわれ医療機関でも脱水時に飲むようにおすすめしています。脱水時に点滴をすることもありますが、小さなお子さんにとって針を刺すのは痛く苦痛なものです。軽度や中等度の脱水であれば経口補水療法で対処が可能なことも多いため、点滴による苦痛を回避するという意味でもOS-1は有用です。

脱水対策の飲み物を飲むときの注意点

今回比較したOS-1、ポカリ、アクアライトなどの脱水対策の飲み物は日常生活で水の代わりに飲むものではありません。糖分の過剰摂取にもつながってしまうため注意が必要です。あくまでも脱水予防の時や脱水が疑われる場合に飲むようにしましょう。

赤ちゃんも飲める脱水対策の飲み物は上手に使い分けよう!

赤ちゃんも飲める脱水対策の飲み物、OS-1、ポカリスエット(ビーンスターク)、アクアライト(りんご)の比較をしました。

どの飲み物も、夏の脱水しやすい時期や体調不良時の脱水対策となるものです。上手に使い分けて、脱水対策をしていきましょう!

本記事のまとめ

  • 夏など気温の高い環境での脱水予防にはポカリ(ビーンスターク)、りんご味の好きな子はアクアライトがおすすめ
  • 嘔吐や下痢、発熱時などになかなか水分をとれず脱水気味の時はOS-1がおすすめ
  • 糖分の過剰摂取にもつながるので水の代わりとして日常的には飲まない

参考:薬キャリPlus「服薬指導のヒントに。OS-1の有用性」

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