熱中症対策に子供におすすめの飲み物

健康

必見!子供の熱中症対策にオススメの飲み物【薬剤師が解説します!】

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● 子供の熱中症が心配だけど大丈夫かな?

● 熱中症対策としてどんな飲み物を飲ませればいいの?

そんな疑問にお答えします。

こんにちは、薬剤師のまっちです。今回は熱中症対策として子供におすすめの飲み物と、適切な水分摂取の方法を解説します。

熱中症とは?

熱中症とはたくさん汗をかき水分や塩分が失われたり体温の調節がうまくできなくなる結果、でてしまう症状のことをいいます。

熱中症の主な原因は?

  • 夏や梅雨の時期など高温多湿な環境
  • 激しい運動などで大量に汗をかき水分や塩分が不足する
  • 急に気温が高くなる日など、体が暑さに慣れていない場合
  • 疲れやストレス、風邪などでもともと体調がよくない

室内でも、水分不足や高温など上記の条件がそろうことで熱中症になる場合があるので注意が必要です。

熱中症の代表的な症状は?

  • めまい
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 倦怠感(だるさ)
  • 体温の上昇
  • けいれん
  • 意識障害

症状は軽く済む場合から重症になる場合まで様々です。Ⅰ度だとめまいなどでふらっとしたり足がつったりしやすいです。ぐったりして力が入らない、気持ち悪いという症状になるとⅡ度で、呼びかけにもうまくこたえられなくなったり、けいれんが起きる場合はⅢ度の症状です。

熱中症ガイドライン2015「日本救急医学会熱中症分類2015」

子供は熱中症になりやすい

夏は熱中症が最も多くなる季節です。高温の炎天下にいると、大量の汗で体の水分や塩分が失われ、体温調節がうまくできなくなってしまいます。子どもは大人に比べて暑さに弱く熱中症になりやすいため、水分・塩分の補給について大人が気をつけてあげましょう。

● 大人より暑さに弱い
子ども(乳幼児・幼児)は体温調節機能が未発達です。特に汗をかく機能が未熟で、大人と比べると暑さを感じてから汗をかくまでに時間がかかり、体温を下げるのにも時間がかかってしまうため、体に熱がこもりやすく体温が上昇しやすくなります。全身に占める水分の割合が大人より高いため、外気温の影響を受けやすくなっています。気温が体表温度より高くなると熱を逃がすことができず、反対に周りの熱を吸収してしまう恐れもあります。

● 照り返しの影響を受けやすい
子どもは体重に比べて体表面積が広い分、気温など周囲の環境の影響を受けやすいと言えます。また、幼少期の子どもは大人よりも身長が低い為、地面からの照り返しの影響を強くうけます。このため、大人が暑いと感じているとき、子どもはさらに高温の環境下にいることになります。たとえば大人の顔の高さで32℃の時、子どもの顔の高さでは35℃程度の感覚です。

● 自分では予防できない
子どもは自分で自らの体調の変化を訴えられないことがあります。屋外でずっと遊んでいると、その楽しさに夢中になってしまい、身体に異変が起きていても気づかないのです。したがって、異変がないか、周囲の大人が気にかける必要があります。

参考)国立成育医療研究センター「熱中症(熱射病)」

熱中症の予防方法

熱中症の予防方法

  • こまめに水分補給する
  • エアコンや扇風機を用いて室内環境を整える
  • 疲れや風邪など体調不良のときは無理をしない
  • 外出時は涼しい服装をし、日傘や帽子を着用する

熱中症予防のポイントは水分補給と暑さを避けることです。具体的な方法としては水分だけでなく塩分や糖分をバランスよく補給する、外出時も体に熱をためないように涼しく過ごす準備をすることが大切です。

そのなかで今回は水分補給に関して詳しく解説します。

熱中症対策に!子供におすすめの飲み物

日常生活での水分補給は水または麦茶がおすすめ

子供の日常生活での水分補給は水または麦茶がおすすめです。いくら熱中症対策とはいっても、自宅などで冷房が効いた部屋で過ごす場合はスポーツドリンクや経口補水液は不要です。

脱水状態ではない状況で飲むとかえってのどが渇き、飲みすぎてしまい糖分の過剰摂取につながります。

スポーツドリンクなどのイオン飲料は歯のエナメル質が溶けやすくなり虫歯ができやすい状態を引き起こしてしまいます。そのため、日常生活では水や麦茶を飲ませるようにしましょう。

一日に必要な水分量

乳児(1歳以下):150ml/kg/日
幼児(1歳から6歳以下):100ml/kg/日
学童:80ml/kg/日
成人:50ml/kg/日

上記は食事からの水分量も含まれます。見ていただいて分かるように、大人よりも子供の方が体重あたりの必要な水分が多いです。
私の子供で計算してみたところ、4歳の長女は1日1600ml、1歳の次女は1日1000mlほどの水分が必要です。ちなみに私は3150mlでした。

数字にするとたくさん飲まなければならないのかと感じますが、食事からの水分も含まれているのでそこまで大量というわけではないです。

麦茶は赤ちゃんにも飲ませやすい飲み物です。現在では赤ちゃん用の麦茶も販売されており、小さいうちから母乳やミルク以外に麦茶にも慣れさせておくことでどうしても授乳ができない場合の水分補給にも使えます。

また、粉薬を飲ませるときは水より麦茶の方が苦みを隠しやすいので麦茶を飲めるようにしておくメリットとなります。

● 小さなお子さん用のおすすめ麦茶

伊藤園の健康ミネラルむぎ茶の子供用です。少し薄めに作られており、特有の苦みがないため小さなお子さんでも飲ませやすいです。外出時などに持ち運びしやすい紙パックタイプです。

500mlのペットボトルだと飲みきれないことが多く、荷物になってしまうので小さなお子さん用なら紙パックがおすすめです。

● コスパ良好なおすすめ麦茶

ティーバッグタイプの麦茶はコスパがよくおすすめです。私の子供も飲んでいたので、苦みや渋みに関しては離乳食を卒業した頃のお子さんであれば問題ないです。ティーバッグ1袋で1Lの麦茶が作れて、アマゾンを参考にすると、1袋あたり3.2円という驚きの値段です。

夏だけでなく一年中麦茶を飲むご家庭にはおすすめです!わが家でも常にストックしています。

外出時や運動するときはイオン飲料がおすすめ

外出時や運動するときなど、いつもより汗をかく場合はイオン飲料がおすすめです。

  

イオン飲料とは?

ナトリウムやカリウムなど電解質を含む飲み物の総称で、スポーツドリンクや経口補水液も含まれます。

● 小さい子から飲めるビーンスタークのポカリスエット

ビーンスタークのポカリスエットはイオン飲料で少し薄めたポカリスエットのような味です。生後3ヶ月から飲めますが、私の娘の場合は1歳頃に飲めるようになりました。

注意点としては日常的にあげる必要はありません。水や麦茶を飲まなくなることもあるので時々もらえるご褒美ジュースという位置づけにするのが子供も喜んで飲んでくれます。

● 疲労回復効果もあるアクエリアス

アクエリアスは、適度な糖分とナトリウムを含んでいるため水より優れた水分補給ができます。その他にも、含まれているアミノ酸やクエン酸は体のエネルギーとなり疲労回復の効果もあります。

● 軽度や中度の脱水にはOS-1

OS-1は、電解質と糖質の配合バランスを考慮した経口補水液です。
軽度から中等度の脱水状態の方の水・電解質を補給・維持するのに適した病者用食品というものなので、本記事の熱中症の重症度分類を参考に脱水が疑われる場合に飲むようにしましょう! 500ml以外に280mlやゼリータイプもあるので使い分けましょう。

関連記事:赤ちゃんも飲める脱水対策の飲み物(OS-1、ビーンスタークのポカリスエット、アクアライト)を徹底比較

熱中症予防の水分補給として、日本スポーツ協会では、0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )と糖質を含んだ飲料を推奨しています。冷えたイオン飲料や経口補水液の利用が手軽ですが、自分で調製するには1リットルの水、ティースプーン半分の食塩(2g)と角砂糖を好みに応じて数個溶かしてつくることもできます。

また、糖を含んだ飲料が推奨される理由としては、腸管での水分吸収を促進することが挙げられます。主要な糖であるブドウ糖は、腸管内でナトリウムが同時にあると速やかに吸収されます。そしてそれらに引っ張られ水分も吸収されるというのがそのメカニズムです。 参考)大塚製薬「効率的な水分補給」

上手な水分補給のポイント

一気に飲まずにこまめに補給する。目安としては一回50ml~100mlです。

「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
マスク熱中症に注意!!

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、「新しい生活様式」として、一人ひとりが感染防止の3つの基本である
1.身体的距離の確保、2.マスクの着用、3.手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等の対策を取り入れた生活様式を実践することが求められています。
 これから、夏を迎えるにあたり、皆様には、例年よりもいっそう熱中症にもご注意いただきたく、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための「新しい生活様式」における熱中症予防のポイントをまとめました。

(1) マスクの着用について
 マスクは飛沫の拡散予防に有効で、「新しい生活様式」でも一人ひとりの方の基本的な感染対策として着用をお願いしています。ただし、マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかることがあります。
したがって、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。
マスクを着用する場合には、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がけましょう。また、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、マスクを一時的にはずして休憩することも必要です。
 外出時は暑い日や時間帯を避け、涼しい服装を心がけましょう。

(2) エアコンの使用について
 熱中症予防のためにはエアコンの活用が有効です。ただし、一般的な家庭用エアコンは、空気を循環させるだけで換気を行っていません。新型コロナウイルス対策のためには、冷房時でも窓開放や換気扇によって換気を行う必要があります。換気により室内温度が高くなりがちなので、エアコンの温度設定を下げるなどの調整をしましょう。

(3) 涼しい場所への移動について
 少しでも体調に異変を感じたら、速やかに涼しい場所に移動することが、熱中症予防に有効です。一方で、人数制限等により屋内の店舗等にすぐに入ることができない場合もあると思います。その際は、屋外でも日陰や風通しの良い場所に移動してください。


(4) 日頃の健康管理について
 「新しい生活様式」では、毎朝など、定時の体温測定、健康チェックをお願いしています。これらは、熱中症予防にも有効です。平熱を知っておくことで、発熱に早く気づくこともできます。日ごろからご自身の身体を知り、健康管理を充実させてください。また、体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養するようにしましょう。

引用)厚生労働省「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント

適切な水分補給で子供の熱中症対策をしよう!

熱中症対策に子供におすすめの飲み物について解説しました。

マスクで感染対策をしながら熱中症対策もしなければならないため、子供へのこまめな水分補給を欠かさないようにすることが大切です。

自宅と外出時でうまく飲み物を使い分けて、熱中症対策していきましょう

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