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受診しなくても薬がもらえる?【新型コロナウイルス感染拡大による臨時対応】

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こんにちは、薬剤師のまっちです。

中国の武漢で新型コロナウイルスが原因とみられる肺炎が発生し、今や全世界で猛威をふるっています。

日本も例外ではなく、感染者数は日々増加しており、4月16日には全国47都道府県を対象に緊急事態宣言がでました。

そんななか、新型コロナウイルスの感染が拡大し、医療機関への受診が困難になっている患者のため、4月10日に特例として電話や情報通信機器を用いて診療や服薬指導することが認められました。参照:新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱いについて(その10)

今回認められた特例に関して、わかりやすく解説したいと思います。

病院へ受診しなくても処方箋を発行してもらえる?

普段通院している病院が遠くて、通院したくない。けれど薬が必要…。
実際にそういった患者さんは多いのではないでしょうか?

「最低7割、極力8割」人との接触を避けるよう言われているなかで、電車に乗って通院、まして病院の待合室などは感染の心配もあります。

そういったなかで、「新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱い」が認められ、電話や情報通信機器を用いることで、受診をせずに処方箋を発行してもらえるようになりました。

基本的には電話でのやりとりが多いです。
「情報通信機器」とは通信の機能を持っており、情報に触れることのできる機器のことを言います。電話以外ではパソコンなどもこれにあたります。

基本的に受診せずに処方箋の発行をするかどうかは医師の判断によります。必ず処方箋を発行してもらえるとは限りません。

①定期的に受診している「かかりつけ医」の場合

すでに医師からの診断を受けて服用している薬がある場合に、同じ薬を処方してもらうことができます。

基本的に継続して服用している薬の場合、始めて服用する薬よりも副作用が起こるリスクも低いですし、処方してもらえる可能性は高いです。

【例】
・喘息の薬を指示通り継続していて、しばらく喘息発作を起こしていない
・血圧や糖尿病の薬を指示通り服用していて、検査値が安定している

上記のような、決められた通り薬を服用し、症状が安定している場合は今までと同じ薬を処方してもらえるでしょう。

②初めてかかる病院の場合

初診の場合でも電話などで診察をして、医師の責任のもと処方が可能であると判断された場合は処方箋を発行してもらえます。

その際に、今までどういった疾患歴があるか、継続している薬はあるか、薬で副作用をおこしたことがあるか、食べ物や薬でアレルギーはあるかなど、あなたの情報を適切に伝えることが、より安全に薬を処方してもらえることにつながります。

基本的に麻薬や、向精神薬の処方はしてもらえません。それ以外にも、医師が不可と判断した場合は、安全管理が必要な薬(ハイリスク薬など)は処方してもらえません。

薬の受け取り方法は?

電話などでの診察の後、病院からあなたが希望する薬局へFAXなどを用いて処方箋が送信されます。

薬の受け取り方法は①自分または家族が薬局へ行き薬を受け取る②薬を配送してもらうのどちらかになります。

①自分または家族が薬局へ行き薬を受け取る場合

薬局では送られてきたFAXの処方箋をもとに、お薬のお渡しの準備が始められます。

電話などで薬の準備ができていることを確認して、薬局へ行き薬を受け取ってください。

薬局へ連絡することで、薬の待ち時間をなくし、人との接触を避けることができます。

②薬を配送してもらう場合

配送希望の場合はその旨を薬局へ伝えてください。

電話などを使って薬の説明を受ける必要があります。配送先の住所や連絡先の確認も必要になるので正確に伝えてください。

配送料に関しては基本的に自己負担になります。

まとめ

病院や薬局により対応は様々なので、必ずしも今回説明した対応とは限りません。こういった場合にかかりつけの病院や薬局があると安心できるなと改めて感じます。

コロナウイルス感染拡大による、異例の措置ではありますが、これ以上の感染拡大を防ぐためにも可能であれば電話などで診察してもらい極力外出しなくてすむ方法をとるべきだと考えます。

一日もはやく感染が収束するよう、今回の記事が参考になると幸いです。

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