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【ロキソニンの効果と副作用】薬剤師が解説します!

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こんにちは、薬局薬剤師としてせかせか働いているまっちです。

頭痛や生理痛に対する痛み止めといえば、 「ロキソニン」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

それ以外にも関節痛など様々な痛み、発熱にも使える いわゆる「解熱鎮痛薬」です。

まっちの働く薬局では、数種類の市販の解熱鎮痛薬を販売していますが、 一番人気なのが第一三共ヘルスケアの「ロキソニンS」シリーズです。

  アマゾンの解熱鎮痛剤のランキングでもロキソニンが上位を独占してますね。

  なぜ人気があるのか? 今回は「ロキソニン」の効果と副作用について解説したいと思います!

この記事の内容

・ロキソニンの特徴的な効果
・ロキソニンの副作用など注意点
・市販のロキソニンSシリーズの使い分け

ロキソニンの効果

ロキソニンの特徴的な効果として挙げられるのは、以下の3点です。

①痛みに速く効く ②胃への負担が軽いプロドラッグ製剤 ③眠くなる成分を含まない

①痛みに速く効く

一般的な飲み薬は食べ物と同様に食道から胃へ、胃から腸へ行き、 吸収されて、肝臓へと運ばれます。

そして大部分は血液中に入り患部へ届けられます。

ロキソニンの有効成分である『ロキソプロフェンナトリウム水和物』は、 血液中に移行しやすいため服用してから15分ほどで効果が出始め、45分ほどで効果が最大になります。

②胃への負担が軽いプロドラッグ製剤

ロキソニンなどの解熱鎮痛薬は、 胃の粘膜のバリア機能を低下させてしまう作用があります。

しかし、プロドラッグ製剤とすることで胃の粘膜に影響を与えずに、 効果を発揮するように作られています。

プロドラッグ製剤とは?
薬が体内に入ってから患部に到達するまでの間に、薬効成分が分解されないように設計された薬のことだよ!

③眠くなる成分を含まない

ロキソニンSは鎮静成分などの眠くなる成分を含んでいません。 

運転や、機械操作などをする方も安心して服用できます。

 ロキソニンの副作用と注意点

解熱鎮痛薬として人気のロキソニンですが、

実際どのような人に使用できるのか?

副作用や注意点はどのようなものがあるのか?

ここでは「ロキソニンS」の説明文書をもとに解説したい思います。

「ロキソニンS」が使用できる症状

・頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛 ・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛 ・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛 ・悪寒、発熱時の解熱 

改めてみると多いですね!上記のように、様々な症状に使用できて、よく効くためとても優秀な薬です.

しかしながらそんなロキソニンも、万能ではありません。使用にあたって注意が必要な側面があります

ロキソニンSが使用できない方

・「ロキソニンS」の成分によりアレルギーを起こしたことがある

・「ロキソニンS」または他の解熱鎮痛薬で喘息を起こしたことがある

・15歳未満

・胃・十二指腸潰瘍、肝硬変、腎臓病、心臓病で治療中

・貧血や出血が止まりにくいといった血液の病気がある

・出産予定日12週以内の妊婦

・現在、ほかの解熱鎮痛薬やかぜ薬を服用している

・「ロキソニンS」服用前後での飲酒

・「ロキソニンS」を3~5日間服用しても効果が得られない  

妊娠または妊娠していると思われる方、授乳中の方は必ず薬剤師に相談してください。

服用上の注意点【薬局での事例も紹介】

私が働く薬局ではほぼ毎日と言っていいほど、ロキソニンやその成分を含む市販薬を調剤、または販売しています。

そこで実際にあった事例から服用上の注意点を解説します。

事例①「お腹が痛くてつらいから、ロキソニンを購入したい!」

ロキソニンは様々な痛みに効くことは解説しましたが、「腹痛」や「胃痛」には使用できません。市販のロキソニンSが使用できる症状の項目にも入っていないのです。下手をすると症状が悪化することもあるので、「腹痛」や「胃痛」で市販薬を購入される方は薬剤師や登録販売者に相談してください。

事例②「1回に2錠飲んでもいいの?」

1錠だと効きが悪い時に、2錠飲んでもよいか相談されることがあります。 答えはNOです。決められた用法・用量どおり服用することが基本で、それでも改善がなければ、医療機関への受診を勧めています。

処方薬と市販薬の違いは?

有効成分の量は『ロキソニン』と『ロキソニンS』の間に差はありません

どちらも1錠中に有効成分のロキソプロフェンナトリウム水和物を68.1mg含有しています。

しばしば一般用医薬品に転用された薬は有効成分が少なめに設定されていることがあるのですが、『ロキソニンS』に関しては有効成分の量も同じです。

用法・用量に関しては少し違います。市販薬は1回1錠ですが、処方薬の『ロキソニン』では、ある決められた疾患や、手術後の鎮痛を目的に1回2錠で服用することもあります。

これは医師の処方あってこその服用方法なので、市販薬の服用は決められた用法・用量の範囲で服用してくださいね!

ロキソニンSシリーズの選び方

①おすすめはロキソニンS

コスパの良さからも、一番のおすすめは「ロキソニンS」になります! 普段ロキソニンなどの解熱鎮痛薬をあまり使用しない方、胃が弱くない方はこちらで十分です!

②胃にやさしいロキソニンsプラス

追加成分:酸化マグネシウム(胃粘膜保護)

「ロキソニンSプラス」には胃にやさしい成分である 「酸化マグネシウム」が配合されています。 「酸化マグネシウム」が胃酸を中和して、胃への刺激を軽減してくれます。

③効果を高めたい時はロキソニンsプレミアム

追加成分:無水カフェイン(鎮痛補助) アリルイソプロピルアセチル尿素(鎮静作用) メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(胃粘膜保護)

無水カフェインとアリルイソプロピルアセチル尿素が痛み止めの効果をさらに高めてくれるくれるので、ロキソニンで効き目が不充分な方、しっかり効果を出したい方はプレミアムがおすすめです!

≪注意点≫プレミアムは鎮静成分を含んでいるため、服用後は眠気などが現れることがあります。添付文書にも記載がありますが、車の運転や機械類の操作などは行わないでくださいね!

まとめ

ロキソニンは他の解熱鎮痛薬と比べて即効性が高く、胃にも優しい薬です。

服用上の注意点を守って、用法・用量通り使っていただければ効果が高く、安全に使える薬です。

ロキソニンの成分を含む医薬品は、第一類医薬品という分類で薬剤師から購入しなければなりません。

現在ではネット販売でも購入できるので、継続的に使用されている方はネットで購入されるのも手軽でおすすめです。

関連記事:
『ロキソニンとカロナールどっちが効くの?』薬局でよくある質問

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