薬剤師

『処方箋の期限切れは延長できない?』意外と知られてない処方箋のマメ知識5選

スポンサーリンク

こんにちは、薬局薬剤師のまっちです。

処方箋に期限があること、みなさん知っていましたか?

普段、薬局で患者様と接しているなかで、処方箋に関して「意外と知られてないんだな」と思うことが結構あります。

患者様一人ひとりにお伝えするのも難しいので、ブログで記事にしたいと思います。

今回は、処方箋のマメ知識のなかで、5つをご紹介したいと思います。

知っているとお得な情報もありますので、参考にしてください。

①処方箋の期限切れは延長できない?

処方箋は期限が切れてしまった場合、期限の延長はできないです。

そもそも、処方箋に期限があることを知らなかった方も多いのではないでしょうか?

処方箋の期限は、原則4日間です。ただし、例外として4日間以上認められる場合もあります。

以下で詳しく説明していきます。

処方箋の期限
厚生労働省のホームページより引用

もともと文字が小さい処方箋ですが、更に小さな文字で、期限について書かれていることが多いです。

ポイントは、「処方日も含めて4日間」ということです。

例えば4月5日に病院で発行された処方箋は、4月8日までに薬局へ持参しなければなりません。9日だと期限切れということになります。

日曜や祝日も日数に含まれるので、週末や連休前に受診される方は気を付けてください。

ただ、特別な事情があり4日以内に薬局へ行くことが難しい時もあるかと思います。医師が事情を理解し、処方箋に追加で使用期間を記載してくれた場合は有効となります。

では、期限が切れた処方箋はどうすればいいのか?

基本的には①再発行②再受診のどちらかです。

①再発行の場合
初めに受診した病院で再発行してもらう必要があります。通常、再発行した処方箋は保険適応にならないので、支払いは自費になります。

期限切れによる再発行の場合、薬局での支払いは保険適応ができるので、負担割合(3割や1割など)に合わせたお支払いになります。

②再受診の場合
受診して数日経過している場合、最初と違う症状がでている可能性があるため、基本的にはもう一度医師の診察を受けなければならないです。(病院や医師の判断によります。)

再発行、再受診どちらにせよ無駄なお金と時間がかかるので、処方箋は期限が切れてしまう前に薬局へ持参するようにしましょう。

期限切れになったからといって、処方箋の内容を自分で書き換えたり、付け足す行為は違法です。絶対にしないでください。

②どこの薬局へ行っても調剤してくれるの?

薬局であれば基本的にどこでも調剤してくれます。

「保険調剤」「保険薬局」「処方せん受付」などの表示があるところはすべて薬局です。

ただし、受診した病院の近くにある薬局ではなく別の薬局へ行った場合に、処方された薬を取り扱っていない場合があります。基本的には、不足している薬を準備してくれたり、取扱いのある薬局を探してくれたりします。

複数の診療科にかかっている方は、薬の飲み合わせを確認してもらう必要があるため、「かかりつけ薬局」を決めて薬剤師にチェックしてもらったほうが安心です。

私の薬局では、「かかりつけ薬局」として利用してくれている患者様の薬は、不足しないように常に在庫しています。

③本人じゃなくてもいいの?

処方箋の持参は必ずしも本人ではなくても問題ないです。

お薬の説明の際に、本人との関係(父、母、兄弟、姉妹など)を確認されると思います。

④知っているとお得な!?【夜間・休日等加算】

「いつもと同じ薬なのに、前回より会計が高い…。」

薬局は「夜間・休日等加算」という加算を必要な条件を満たすことで算定できます。今回の場合はその加算が算定されている可能性があります。

具体的な条件は、下記になります

平日:午後7時以降の調剤 (~翌日の午前8時までの間)
土曜日:午後1時以降の調剤 (~翌日の午前8時までの間)
日曜日・祝日・年末年始(12/29~1/3):1日中

「夜間・休日等加算」は40点です。金額にすると400円になり、3割負担の方で約120円会計が変わってきます。

ただ、すぐに薬が必要な場合は加算のことは気にせず、処方箋を薬局へ持って行ってください。(汗)

緊急じゃない方は、加算の算定日時を避けて薬局へ行くほうがお得だよということです。

⑤処方箋ネット受付で待ち時間を有効活用

「待ち時間が長い」「風邪がうつるから薬局で待ちたくない」そう思う方も多いでしょう。

そんな方は「処方箋ネット受付」がおすすめです。

とくにユーザーの多い「EPARKくすりの窓口」は下記手順です。

①病院でもらった処方箋をスマホで撮影
②お使いの処方箋ネット受付サービスから、かかりつけ薬局へ画像を送信
③薬局から受取時間の目安がメールで届く
④処方箋原本をもって薬局へ受取に行く

現在では独自の受付サービスのアプリを持つ薬局もあるので、お使いの処方箋ネット受付サービスによっては、多少手順が異なるかもしれません。

このサービスをうまく利用することで、薬局での待ち時間をお買い物や、食事などの時間に使えます。

FAXで薬局へ処方箋を送るのと基本的には同じだね!

注意点として、FAX利用の方、処方箋ネット受付利用の方はどちらも、処方箋の期限が切れてしまう前に処方箋の原本を薬局へ持参しなければなりません。

処方箋のルールを知って薬局を利用しましょう

自分にとって当たり前のことでも、誰かの役に立つのかなと考えて今回は処方箋のマメ知識5選をご紹介させていただきました。

今後も役立つ情報があれば記事にしたいと思います。

なにか一つでも参考になると幸いです。

関連記事:
子供が薬を飲まないときの6つの対処法【薬剤師がおすすめする究極の飲ませ方も紹介!】
・薬を水で飲む理由は?【薬剤師が分かりやすく解説します!】

スポンサーリンク

-薬剤師

© 2020 くすりと健康ブログ~薬剤師まっちのセルフメディケーションのすすめ~