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レボセチリジン塩酸塩DS0.5%「タカタ」の味と特徴【ザイザルのジェネリック】

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こんにちは、薬剤師のまっちです。

レボセチリジン塩酸塩DS0.5%は2020年6月から発売されたお薬です。

先発品「ザイザル」のジェネリックですが、ザイザルは今まで錠剤と水剤(シロップ)しかありませんでした。

後発品が発売されるにあたって、錠剤と水剤に加えて新しい剤形の粉薬(ドライシロップ=DS)が出ました

本記事では味が良いと評判のレボセチリジン塩酸塩DS0.5%「タカタ」の味と特徴を解説します。

レボセチリジン塩酸塩DS0.5%「タカタ」の味は?

レボセチリジン塩酸塩DS0.5%「タカタ」は、いちごミルク風味のドライシロップ製剤です。

ドライシロップ製剤とは?

ドライシロップ(DS)製剤とは粉薬の一種で、甘く味付けされており水に溶かして飲むタイプの薬です。ドライシロップ製剤は水に溶かしても甘みがあるため、主に小児向けの薬として用いられています。

実際にメーカー担当者から製剤見本を頂き味見をしてみました。

いちごミルク味でとても飲みやすいです。いちごの味が強いと嫌がる子もいますが、ミルク感もあるのでそういった心配はないです。

原薬は苦味が強いということで後味の心配をしていましたが、苦味もなくて気になりませんでした。

この味であれば、苦いお薬を嫌がる子も間違いなく飲んでくれます。

味や口当たり、溶けやすさを向上させるために、賦形剤に「粉末還元麦芽糖水アメ」が用いられています。

還元水アメとは?

還元水アメはダイエット食品などにも使用される低カロリーの甘味料です。また、口の中の細菌の餌にならない性質をもつ糖なので、虫歯になりにくいです。

原薬の苦味を、甘みで隠しつつ小さなお子さんでも安心して服用できる製剤工夫がされています。

水への溶けやすさは?

レボシチリジン塩酸塩DS0.5%「タカタ」の水への溶けやすさを検証してみました。

0.25gの粉薬に水2mlを入れて溶かしてみました。水を入れてすぐに溶けました。かなり溶けやすかったです。これなら少量の水で薬を飲めるので小さなお子さんでも飲ませるのが楽だと思います

レボセチリジン塩酸塩DSは薬剤師待望の薬!

レボセチリジン塩酸塩DSを待ち望んでいた薬剤師は多いのではないでしょうか?その理由を解説します。

レボセチリジン塩酸塩DSの魅力

 

  1. 先発品にない剤形
  2. 持ち運びしやすい
  3. ドライシロップ製剤で飲みやすい
  4. 毎回、計りとる必要がない
  5. 水剤よりも保存しやすく衛生的
  6. 利便性の高い0.25g包装(高田製薬のみ)

7歳未満の子供にザイザルを処方する場合、これまではザイザルシロップが処方されていました。

また、シロップ剤を嫌がる子には他の抗アレルギー薬の粉薬の処方という選択肢しかありませんでした。しかしレボセチリジン塩酸塩DSが発売されたことで、医師も処方の選択肢が増えることになります。

さらに薬局では調剤の時間も短くなり、より衛生的な状態で患者さんにお渡しすることができます

ザイザルシロップだと、処方せん通りに必要量を計りとらないといけませんが、レボセチリジン塩酸塩DSの包装品は必要な包数を数えるだけで調剤が終わるので、薬の準備にかかる時間が短くなります。また一般的にシロップ剤より粉薬の方が衛生的です。

通常、 6 ヵ月以上 1 歳未満の小児には 1 回0.25g(レボセチリジン塩酸塩として1.25㎎)を1日1回、用時溶解して経口投与する。
通常、 1 歳以上 7 歳未満の小児には 1 回0.25g(レボセチリジン塩酸塩として1.25㎎)を1日2回、朝食後及び就寝前に用時溶解して経口投与する。

レボセチリジン塩酸塩DS0.5%「タカタ」添付文書より引用

6ヵ月以上~1歳未満と1歳以上~7歳未満のお子さんでは0.25g包装のものをそのまま服用することができます。この0.25g包装を販売しているのは高田製薬のみです。

また、患者さんのメリットとして分包品は持ち運びに便利で、冷所保存の必要なシロップ剤と比較して粉薬の方が衛生的です。

先発品のザイザルシロップは、自宅で薬を飲ませるときに服用する分だけ量り取る手間があるが、粉薬の場合はそういった必要がありません

そういったメリットから、患者さんの飲み忘れを防ぎ、決められた通りに薬を服用しやすくなります(アドヒアランスの向上)。

ちなみに2020年8月時点でレボセチリジン塩酸塩DSを発売しているメーカーは5社です。

  • レボセチリジン塩酸塩DS0.5%「タカタ」
  • レボセチリジン塩酸塩DS0.5%「杏林」
  • レボセチリジン塩酸塩DS0.5%「TCK」
  • レボセチリジン塩酸塩ドライシロップ0.5%「YD」
  • レボセチリジン塩酸塩ドライシロップ0.5%「日本臓器」

まとめ

レボセチリジン塩酸塩DS0.5%「タカタ」の味と特徴について解説しました。

レボセチリジン塩酸塩DSのように新しく画期的な薬が発売された場合は今後も同じように解説していきます!

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